リトミック&
ソルフェージュって??
このお話しをするには、まずソルフェージュというものが何か、を理解していただくことが良いと思います。
ソルフェージュとは、音楽や楽器を学ぶ上で大切な、音楽の理論を実際の音に結びつける音楽の基礎訓練のことです。
つまり、楽譜に書いてあることを理解できるようになるための訓練です。
◎正確なリズムや音程を表現できる
◎耳で聞いた音をドレミに変換できる
◎楽譜に書かれている音符や記号、指示を理解できる…などなど
英会話の勉強と同じです。よりスムーズに会話するためには、たくさんボキャブラリーを覚え、発音の練習をし、
リスニングの訓練もします。
ドレミが少しずつ理解できるようになってきたら、レッスン内でも積極的にソルフェージュを勉強していきます。
音楽のお約束を勉強することで、より正確に、より表現を持って楽器を演奏することができるのです。
そしてソルフェージュに対し、リトミックという教育手法があります。
リトミックとは、体の動きと音とを結びつけた、リズムを中心とした訓練を指します。
音楽を通じて身体を動かすことで、子どもの表現力を育んでいく訓練です。
自由に表現することで、想像力・行動力・コミュニケーション能力・身体能力など、様々な発達を促します。
主にまだドレミを理解することが難しい幼児に対して行うトレーニングですが、幼児の習い事と決めつけるのは早計です。
私は身体で表現できないことはバイオリンでも表現できない、と考えています。
逆に言えば、身体で表現するコツを掴めば、確実にバイオリンが上達すると言えます。
◎速さ、強弱、高低の表現
◎時間分割、空間分割の認識
◎イメージの体現
◎まねっこカノン…などなど
上記のことは、楽器を演奏する上で大きな助けになる能力です。
レッスンでは、年齢に関係なく、バイオリンのレッスン内で必要に応じてトレーニングしていきます。
一つずつはとても単純なトレーニングですので、ノウハウをご自宅に持ち帰り、親子で楽しくコミュニケーションをとりながら
くり返しトレーニングすることで、着実に基礎が磨かれていきます。
楽器演奏は芸術…情操教育にとどまらず、実はスポーツ感覚ともよく似ています。
身体と心と脳をバランスよく柔軟にする訓練をすることで、音楽が体に染み込み、バイオリンを弾くことがより楽しく、よりラクになることを目指します。
心
身体
脳